車の乗り降りの際にドアを利用しますが、
よく使うだけにトラブルも多い部分です。
不注意で電柱やガードレールにぶつけたり、
バイクなどと接触してへこんだりすれば、
ドアの板金や修理、最悪は交換をして
対応しなければなりません。
また乗り降りの際には
蹴ったり擦れたりすることで
内側に傷ができてしまいます。
そこで車のドアの修理において
修理費用の相場と期間は
どれくらいかかるのでしょうか。
塗装の剥がれやドアミラーの修理、
へこんだのドアの板金など、
様々なケースを想定したうえで
保険が適用できるのかも紹介します。
現在ドアに関する修理を検討している方に
後押しができるよう調べてみましたので
参考にしていただければ幸いです。
車の修理!ドア交換の金額の目安はいくら?
車のドアは最も触れる部分であり、
不慮の事故においてもドライバーや
搭乗員を守ってくれる部分です。
外装がへこんでいたりすれば
車の見た目も悪いですから、
修理や板金を検討していることでしょう。
そこでドア交換を行った場合、
金額はどれくらいかかるのでしょうか。
一般的なコンパクトカーの場合、
フロントドアの交換を想定して
以下の通りとなります。
- 交換工賃:約12,000円
- 部品代:約35,000円
- 付属部品代:約4,000円
- 塗装工賃:約35,000円
- その他、塗料など:約10,000円
消費税を含めるとドア交換費用は
だいだい10万円前後となるようです。
車種によっても金額が異なり、
依頼業者でも工賃などが変動するため、
あくまで目安の金額として見てください。
ドア交換の期間はどれくらい?
ドア交換の費用について、
大まかな概要を上記でお伝えしました。
ではドア交換の修理を依頼したとして、
期間はどれくらい必要なのでしょうか。
まずドア交換の場合は、
交換用の新しいドアを
取り寄せる必要があります。
ドアを注文した場合、
届くのはドアパネルのみであるため、
その他のガラスや内張りなどに関しては
他の部品は流用しなければなりません。
中には流用できない部品もあるため、
その場合は別途取り寄せるために
幾分かの日数が必要となります。
在庫があればすぐに取り掛かれますが、
塗装を乾かすという工程も含まれるため、
さらに時間はかかります。
全ての部品が揃ってから着工となるため、
急いでも1週間以上はかかるでしょう。
また修理工場の入庫状況でも
期間は前後するため、
長く手元から車が離れることを
覚悟しておいてください。
ドアの板金の費用!目安は?
ドア交換はへこみが大きい場合や
破損状況が酷い時に行いますが、
多少のへこみ傷であれば
板金で対応することが可能です。
こちらもコンパクトカーの場合で、
フロントドアを板金することを
想定していきましょう。
- 板金工賃:約12,000円
- 塗装費用:約35,000円
- 内張工賃:約1,600円
- 塗料代など:約10,000円
ドアの修理を板金で対応した場合、
約55,000円に抑えることができます。
ドア交換と比べても
半分くらいの差があるため、
板金で対応できるのであれば
こちらを選びたいところですね。
また板金工賃では、
ドアの傷やへこみの大小によって
金額が変動していきます。
この辺りに留意してもらって、
板金での修理の目安としてください。
その他の部品の修理費用についてはこちらにまとめています
→車の修理見積もりが高い!高く請求される費用の内訳まとめ
<<番外編>>ドアの修理別費用をご紹介!
ここまでドアの修理という内容で、
「ドア交換」「板金」を取り上げました。
大規模の修理と言える両者ですが、
ドアミラーの損傷や塗装剝がれなど、
小さな修理を検討することもあります。
そこで番外編として、
ドアの修理別で必要な費用を
まとめてみました。
車種や業者で費用は変わりますが、
一つの目安として参考になればと思います。
ドアの内側の傷
車の乗り降り時に擦れたり蹴ったり、
またシートベルをドアに挟んでしまった
という経験もあるのではないでしょうか。
そういった小さな積み重ねによって
内側の傷が増えて目立つようになります。
ドアの内側の修理に関しては、
約20,000円前後で対応する
業者が多いようです。
主な原因はシートベルトを
しっかりと収納せずに
乗り降りを繰り返していることにあるため、
意識してシートベルトを扱いましょう。
ドアの塗装の剝がれ
擦り傷や何かにぶつけてしまうことで、
ドアの塗装は剥がれてしまいます。
これには
- 塗装工賃:約35,000円
- 塗料代:約10,000円
の二つが発生します。
またパールなど特殊な塗料であれば
乾かすための期間も必要となるため、
日数に余裕を持って依頼しましょう。
塗装が剥がれていては
車の見た目が損なわれるため、
高いですがしっかり対応したいところです。
ドアの取っ手の修理
ドアの取っ手は必ず触れる部分で、
外れてしまったり開かなくなるなど
突然トラブルに見舞われるかもしれません。
そのまま放置していると、
ドアのロックが外れて走行中に
開いてしまうこともあるでしょう。
早急に修理したい部分ですが、
必要なのは「部品代」「工賃」の2つです。
- 部品代:約5,000円
- 工賃:約2,000円
合計で7,000円程度となりますが、
部品の在庫状況や部品代で
大きく費用が変わってきます。
ドアミラーの修理
最近では電動ドアミラーも増えましたが、
開かなくなったりする不具合もあります。
走行中に電柱にぶつけやすい部分であり、
修理しなければ安全に走行できません。
ドアミラーの修理の費用は、
- 部品代:約25,000円
- 工賃:約5,000円
となっています。
これはディーラー修理の目安のため、
修理工場などに依頼すれば
さらに安くなる可能性があります。
ドアの傷の修理は保険適用できる?
ドアの傷の修理は
保険を適用することができるため、
あまりに費用が掛かり過ぎるのであれば、
使うことを検討するといいでしょう。
ドア交換はもちろん、
へこみ傷の板金修理でも適用できます。
実はドアの修理で最も費用がかかるのは
部品代などではなく塗装代です。
その理由は塗料を多く塗らなければ、
全体的に違和感ができるだけでなく
塗り部分にムラが発生するためです。
そのため必要以上に大きく塗装するため、
手間や塗料代が大きく生まれるのです。
修理の目安は?
小さな目立たない傷程度であれば、
業者に依頼するよりも自分の手で
何とかすることはできます。
しかしドア交換や板金が必要なほど
大きなへこみがある場合は
業者に修理を依頼しましょう。
この際に保険を適用させるのかというのが
大きな問題となるのではないでしょうか。
ドア交換となれば一度に数十万円の
出費となるため痛手です。
しかし板金で済むのであれば、
その半分程度の費用で収まるため、
ここが大きな境目となりそうです。
ただし保険を使って払うと、
等級が3等級下がってしまうため、
この辺りを考慮しなければなりません。
まとめ
ドアの修理についてまとめましたが
いかがでしたでしょうか。
小さな傷程度であれば自分の手で
安く済ませることができますが、
規模が大きければ業者に修理を
依頼することになるでしょう。
ドア交換になると数十万、
板金であれば5万前後と、
その修理費用に大きな差があります。
その他にも番外編として、
ドアの塗装やドアミラーなどの
修理費用についても取り上げました。
ドライブをより楽しむために、
今ドア関連の修理を検討している人の
後押しとなれば幸いです。