車を長期間使用しているとベルトがこすれて
きしむようなキューキューという異音が
発生する時がありますよね。
私も、車で帰宅しているときに
突然、キューキューきしむような異音がして
「どこか故障したの?」
とびっくりしたことがあります。
実は、このベルトがキューキューと
音を立てる原因は、
ファンベルトの寿命が
近づいているからかもしれないのです!
そこで、ここでは
- ファンベルトから異音がしたら
交換したほうが良いのか - ファンベルトから異音がする原因
について解説させて頂きたいと思います。
「車に乗っていると、
どうもファンベルトがきしむような
異音がするのだけれど、
ベルトを交換したほうが良いのか、
また、交換するとどれくらい
時間と費用がかかるのか知りたい!」
と思っていらっしゃる方は、
ぜひ、以下の記事を読んでみてくださいね。
車のファンベルトから異音がしたら交換したほうがいい?
車のファンベルトからキューキューといった
きしむような異音が発生しているときは、
ファンベルトが劣化して亀裂が入っていたり、
割れていたりする可能性が考えられますので、
早急にディーラーや整備工場で
点検してもらい、
ファンベルトにトラブルが
発生している場合は、ファンベルトを
交換してもらう必要があります。
ただし、上記でご紹介したような
ファンベルトのきしむような鳴きが
発生していなくても、
走行距離が5万キロ~10万キロごと、
あるいはマイカーの
使用年数3年~5年ごとには
ファンベルトを、交換することを
おすすめします。
ファンベルトを交換する場合どれくらい
費用や時間がかかるのかについては
以下に詳しく解説させて頂きたいと思います。
ファンベルトの交換費用
ファンベルトの交換費用は、
車の種類やディーラーや整備工場など
交換作業を行う業者によって異なりますが、
軽自動車も普通車も大型車も
ファンベルト代と工賃を合わせて
1万円前後で交換することができます。
ただし、ファンベルトを交換しても
まれに異音が発生することがあるのですが、
これはファンベルトの張りを調整すれば
異音を止めることができる場合があります。
このファンベルトの張りの調整は、
ディーラーや整備工場に依頼すれば、
軽自動車、普通車、大型車ともに
だいたい3千円~3千五百円で
調整してもらえるようです。
ファンベルトの交換にかかる時間
ファンベルトの交換は、
依頼するディーラーや整備工場の
作業の予定に空きがあり、
ファンベルトの在庫があれば
30分ぐらいで交換してもらえるのですが、
ディーラーなどは、
基本的に修理は予約制なので、
作業の予定が開いていない場合は、
予約せずに交換をお願いしても
断られる可能性が高いので、
ファンベルトの交換を
ディーラーや整備工場にお願いする場合は、
事前に電話をして予定に空きがあるかどうか
確認してからお願いしましょうね。
車のファンベルトから異音がする原因とは
車のファンベルトからキューキューという
きしむような異音がする原因は、
上記でご紹介しました
ファンベルトの寿命だけでなく
他にもいくつかの原因が考えられます。
そんなファンベルトから異音がするときに
考えられる原因を、以下にいくつか
ご紹介させて頂きたいと思います。
ファンベルトの劣化
ファンベルトは使い続けると、
プーリーとの摩擦で摩耗していき、
摩耗熱やエンジンからの熱を受けて
ゴムが硬くなり劣化していきます。
新しいファンベルトは
弾力性が十分にありますので、
プーリーとの摩擦がキープできるので
滑らないのですが、
ゴムが劣化していくと
摩擦力が低下するのですべりやすくなり、
キューキューという、
きしむような異音が発生するのです。
この症状が進行していくと
最終的にはファンベルトが
切れてしまう場合がありますので、
キューキューというファンベルトが
きしむような異音がしたら、
早急にディーラーや整備工場に
点検を依頼し、
ファンベルトが劣化している場合は
速やかに新しいものと
交換してもらいましょうね。
ファンベルトの張力不足
ファンベルトが劣化していなくても、
プーリーにかけられた
ファンベルトが緩んでいると
張力が不足するので、
ファンベルトがすべりやすくなり、
異音が発生しやすくなります。
張力不足となる原因は、
上記でご紹介しましたファンベルトの劣化も
原因として考えられますが、
ファンベルトの張りの調整が
不十分であることが原因の場合があります。
ファンベルトの劣化が原因の場合は、
ファンベルトを交換し、
ファンベルトの張りの調整が
不十分であることが原因の場合は、
ディーラーや整備工場に依頼して
ファンベルトの張りを
調整してもらう必要があります。
ファンベルト周りの機械の不具合や故障
ファンベルトが劣化していない場合に
考えられる異音が発生する原因は、
ファンベルト周りの機械の不具合や故障です。
例えばファンベルトと接触するプーリーや
テンショナーが錆びてしまうと、
その錆びたプーリーやテンショナーと接触した
ファンベルトの間でキューキューという
きしむような異音が発生します。
さらに、ファンベルトが駆動されるはずの
ポンプやコンプレッサーが故障して
ロックしてしまうと、
ポンプやコンプレッサーとつながっている
プーリーも正常に回転しなくなるため、
ファンベルトとの摩擦が増加し、
きしむような異音が発生する場合があります。
このような状態になると、
ゴムが焼けるような臭いが
発生することがありますので、
故障したファンベルト周りの機械を
修理する場合は、
ファンベルトも同時に交換しておくことを
おすすめします。
異音がしたときの対策法
異音がしたときは、
まず、エンジンルームを開けて
懐中電灯などで照らし
ファンベルトをチェックしてみましょう。
もし、ファンベルトに亀裂が入っていたら
ファンベルトを交換することを
おすすめします。
ファンベルトに亀裂が入っていなくても
5年以上ファンベルトの交換を
していないようであれば、
新しいものと交換することを
おすすめします。
明らかな亀裂やベルトが
さけてしまっているときは、
早急にディーラーや整備工場に
整備・点検を依頼し、
ファンベルトを新しいものと
交換してもらいましょう。
エンジンルームをチェックして
ファンベルトに亀裂が
入っていないようであれば、
一時的にファンベルトの異音を
和らげる対策として効果を発揮するのが
カー用品などで販売されている
ベルト鳴き防止剤です。
これを塗るとベルトの異音を
一時的に和らげることができます。
youtubeにてファンベルトから
異音が発生したときに
ベルト鳴き防止剤を使用すると
どれくらい異音を和らげることができるのか
紹介している動画を見つけました。
ベルト鳴き防止剤の使い方について
詳しくお知りになりたい方は、
ぜひ、以下の動画をご覧になってくださいね。
ただし、これは応急処置的な対策法なので、
ファンベルトから異音が発生したら
速やかにディーラーや整備工場に
点検してもらいましょうね。
まとめ
ファンベルトから異音がする原因は
以下の3種類の原因が考えられます。
①ファンベルトの劣化
②ファンベルトの張力不足
③ファンベルト周りの機械の不具合や故障
ファンベルトが劣化している場合は、
ファンベルトを新しいものと
交換する必要があり、
ファンベルトの張力不足が原因の場合は、
ファンベルトの張力を
調整してもらわなくてはいけません。
さらに、ファンベルト周りの機械の
不具合が原因の場合も、
ファンベルトが過酷な状況に
置かれていた場合は、
ファンベルト周りの機械を
修理すると同時に
寿命がきていなくてもファンベルトを
交換することをおすすめします。
ファンベルトの交換にかかる費用は、
ファンベルト代と工賃を合わせて
1万円前後で、
ファンベルトの張りの調整にかかる費用は、
だいたい3千円~3千五百円となっています。
なお、ベルト交換費用を抑えるために
オークションや輸入品の
安いファンベルトをとりよせて
交換するという方法もあるのですが、
ファンベルトは車の部品の中でも
重要な部品なので、
交換するならできるだけ新品の純正品と
交換することをおすすめします。