マイカーを運転していると、
いくら気をつけて走行していても
飛び石でボンネットやフロントガラスに
傷がついてしまうことってありますよね。
そんな飛び石で傷ついてしまった
ボンネットやフロントガラスの傷は、
ディーラーや自動車整備工場など
専門の業者に依頼すれば
有料で直してもらうことができるのですが、
遠くから見てわからない程度でよいなら
自分で補修するのもおすすめです。
「でも、どうやって自分で補修すれば
よいのかわからない・・・」
という方のために、ここでは
- 飛び石が原因の車の傷を
自分で補修する方法とは - 借りた車の傷を
自分で補修するのがNGなのはなぜ？
について解説させて頂きたいと思います。
飛び石が原因の傷を自分で補修する方法や
なぜ借りた車を
自分で補修してはいけないのかについて
詳しく知りたい方は、
ぜひ、以下の記事を読んでみてくださいね。
飛び石が原因の車の傷を自分で補修する方法！
車への飛び石っていくら気をつけていても
避けきれないことが多いですよね。
そんな飛び石が原因でできてしまった
車のフロントガラスの傷は、
放置しておくと振動で広がってしまい、
修理費用がどんどん高くなっていきますし、
ボンネットの傷も放置しておくと、
傷口から錆が広がり、ひどくなるにつれ
修理費用がどんどん高くなってしまいます。
そんな飛び石でできてしまった
初期段階のボンネットや
フロントガラスの小さな傷は
自分で修理できるのかどうかについて
以下に解説していきたいと思います。
傷の補修は自分でもできるの？
飛び石でできた
車のフロントガラスの傷もボンネットの傷も
小さな傷であれば
自分で補修することは可能です。
ただし、ボンネットはへこみがある場合は
自分で補修すると目立ってしまいますが、
1ミリ程度の飛び石でへこみがなければ、
自分で補修してもよいと思います。
フロントガラスの傷も大きくなると
補修ができなくなり、
フロントガラスそのものを交換しなくては
いけなくなりますが、
ほんの少しの傷であれば
自分で補修することは可能です。
遠くから見ればわからない程度で良ければ自分でやってみよう！
ディーラーや自動車整備工場などの
車のプロに依頼するのでなく、
自分で修理すれば、
費用をかなり節約することができますが、
やはりプロではないので、
近くで見たら補修した後はわかると思います。
ですが、遠くから見てわからない程度の
補修でよければ、小さな傷なら
自分で補修してもOKだと思います。
そんなボンネットやフロントガラスの
飛び石によってできた小さな傷を
自分で補修する方法を
以下にご紹介させて頂きますね。
ボンネットの傷の補修方法
ボンネットに飛び石で小さな傷ができたとき、
自分で補修する方法を
以下にご紹介させて頂きます。
用意するもの
- シリコンオフ
- タッチアップペン
- コンパウンド
- マスキングテープや
サンドペーパーが付いた
飛び石補修キット - 乾いたきれいな柔らかいタオル
- 中性洗剤
- 水
①まず飛び石で傷ができた部分の周辺を
きれいに洗い流します。
②細めのコンパウンドを使用して
ボンネットの傷に入っている汚れを磨いて
落とします。
③シリコンオフを使用して傷部分を
脱脂します。
④残ったコンパウンドを中性洗剤と
水を使用して洗い流し、乾いたきれいな
柔らかい布で拭き取ります。
⑤車のボディと同色のタッチペンで
色を塗ります。
一度に厚塗りせずに数回に分けて塗ると
きれいに仕上がります。
⑥塗料が完全に乾燥するまで2週間ほど
乾かします。
⑦タッチアップペンについている
マスキングテープを空気が入らないように
しっかり傷部分に貼ります。
⑧付属の耐水サンドペーパーで塗装部分を
滑らせるように削っていきます。
⑨研磨が終わったら、マスキングテープを
はがしタオルで研磨部分を拭き取ります。
⑩研磨跡を仕上げ用のコンパウンドを
使用して状況を確かめながら削っていくと、
ほとんど目立たないくらいきれいに
仕上がります。
youtubeにて補修キットを使用して
飛び石によるボンネットの傷を
補修する方法を紹介している動画を
見つけました。
自分でどのように補修すればよいのか
実際の映像で確認したい方は、
ぜひ、以下の動画をご覧になってくださいね。
フロントガラスの傷の補修方法
フロントガラスも大きな傷だと
自分で補修できないのですが、
ほんの少しの傷であれば、
補修アイテムを使用すれば
補修することが可能です。
そんなフロントガラスの飛び石でできた
小さな傷の補修方法は以下の通りです。
用意するもの
- フロントガラス補修キット
（注射器・補修液・
注射器の台座・両面テープなど） - マスキングテープ
①まずフロントガラスを乾いたタオルで
きれいに拭きとります。
この時、濡れタオルを使用して
拭いてしまうとフロントガラスは
2枚ガラスとなっていますので、
水分が入り密着しにくくなり、
補修が失敗してしまう原因となりますので
注意しましょう。
②ピンを使用して飛び石によりできた
傷の中をきれいに清掃します。
③補修液が垂れるのを防止するために、
補修部分にマスキングテープを貼ります。
④傷の部分に補修液を入れるための
台座を貼りつけます。
台座を貼り付けるときには、先に台座に
両面テープを貼りつけて、
傷の部分に台座ごと貼り付けるのではなく、
先に傷の部分に両面テープを
貼り付けてからその上に台座を
取り付けましょう。
こうしないと真空にならずに失敗してしまう
場合があります。
⑤補修液を取り付けた台座の注入口から
入れていきます。
台座いっぱいの量だと剥がしたときに
垂れてしまいますので注意しましょう。
⑥台座の注入口に注射器を接続して
減圧、加圧を10回程度繰り返します。
⑦十分に補修液の浸透とガラスの密着が
確認できたら、圧力がかかっていない
状態に戻して注射器を取り外します。
⑧貼り付けていた台座を取り外し、
垂れてきた余分な補修液を速やかに
拭き取ります。
⑨傷の部分にさらに補修液を
1滴から2滴たらして仕上げます。
⑩補修液を垂らした後、付属のフィルムで
保護し固まるまで1時間ほど待ちます。
⑪補修液が固まったことを確認したら、
フィルムをはがして補修液が
はみ出した部分を、カミソリを使って
きれいに削り取ります。
この時カミソリの角を使うと傷を
再発させてしまうので、そぎ落とすように
余分な補修液を取り除きましょう。
⑫余分な補修液のそぎ落としが完了し、
マスキングテープをはがしたら
補修は完了です！
借りた車に傷をつけた時は自分での補修はNG！
自分の車に飛び石による傷が
フロントガラスやボンネットについた場合は、
自己責任で、自分で補修しても
全く問題はないのですが、
他人から借りていた車に
飛び石による傷がついたときに、
自分で補修するのはNGです！
なぜ、借りた車を
自分で補修してはいけないのか
以下に詳しく
解説させて頂きたいと思います。
わからないと思って自分で補修するとトラブルに発展するかも！
他人から借りた車に
傷をつけてしまったときに、
良かれと思って自分で補修すると、
丁寧に補修すれば
ほとんどわからない状態に
できる場合もありますが、
親から借りていた車の場合、
光の反射具合などで
傷をつけて補修したことがばれて
叱られたり、
お付き合いしている相手から
借りている場合は、
傷をつけたことを内緒にして
補修したことがばれたことにより
別れ話になったりするなど、
トラブルに発展する場合があるので
絶対に借りた車についた傷は
自分で補修しないようにしましょう！
借りた車に傷をつけた場合は専門業者に修理を依頼しよう
借りた車を傷つけたときに、
「わからなければいいかも・・・」
と安易に考えて、
借りた方には内緒で
自分で補修したりすると、
トラブルに発展する場合がありますので、
飛び石で借りた車に
傷をつけてしまった場合は、
素直に傷をつけたことを
貸してくれた方に申告し、
貸してくれた方の意向に従い、
修理費用を支払い、
ディーラーや自動車整備工場など
専門業者に修理してもらうようにしましょう。
フロントガラスの修理なら専門業者に
修理を依頼したら2万円～4万円ほど
フロントガラスそのものの交換だと
10万円以上費用がかかる場合が
あるようです。
ボンネットの傷を専門業者に
修理を依頼すると
傷の大きさや場所にもよりますが、
だいたい5千円～5万円くらい
費用がかかるようです。
まとめ
いかがでしたか？
飛び石でフロントガラスやボンネットに
傷がついてしまった場合は、
遠くから見れば
ほとんど目立たない程度であれば、
上記でご紹介しました方法で補修すれば、
フロントガラスやボンネットの小さな傷なら
自分で補修することができます。
ただし、フロントガラスやボンネットの傷は
放っておくと以下のような状態になり、
ひどくなると修理費用が
どんどん高くなります。
- フロントガラスの傷・・・修理せずに
放置すると振動で傷が広がる - ボンネットの傷・・・傷口から
錆が広がり、ひどくなる
ですから、小さな傷だったとしても
放っておかず、早めに自分で補修するか
もしくは、ディーラーや自動車整備工場など
専門の業者に修理を依頼することを
おすすめします。
ただし、自分で補修すれば
安価で補修できて
遠くから見てもほとんどわからない程度に
補修することができるとはいえ、
借りた車を自分で補修すると、
補修したことが分かった時にトラブルに
発展する場合がありますので、
借りた車に飛び石による傷を
つけてしまったときは、
必ず、持ち主に
傷がついてしまったことを素直に申告し、
必要な修理代を支払って
ディーラーや自動車整備工場など
プロの業者に修理をお願いしましょうね。
