車を走行させているときにクラッチを入れたときに
ガリガリというような異音がする場合、
それはミッションが故障している可能性が
高いと思われます。
でも、クラッチを入れてガリガリと異音がしたときに
考えられる故障原因や修理の対処法について
詳しく知らないので
どう対処したらよいのかわからない・・・という方も
多いと思います。
そんな方のために、ここでは
- 車のミッションが故障する原因とは
- ミッションから異音がする場合の
修理の対処方法とは?
について解説させて頂きたいと思います。
車のミッションから異音がしていて
故障していると思われる場合の対処方法について
詳しくお知りになりたい方は、
ぜひ、以下の記事を読んでみてくださいね。
ミッションが故障する原因は?
ミッションが故障する原因として考えられるのは、
次の3つの要因です。
- ATミッションの寿命
- 頻繁にギアチェンジをする
- エンジンブレーキを多用する
どの要因も車を動かすうえで重要な部分である
変速機つまりATミッションに
多大な影響をもたらすものばかりです。
ATミッションが故障すると、
エンジンに動力がうまく伝わらなくなり、
ATミッションの滑りが起こり、
車のアクセルを踏んでも
車があまり進まなくなるなどの症状が
あらわれます。
また、トランスミッションとエンジンをつなぐ
トルクコンバーターに使用されている
専用のオートマチックトランスミッションフールドが
漏れていたりすると、
エンジンに動力を伝えることができなくなります。
この場合の故障の症状は、
ATミッションから焦げたような異臭がします。
これは車が動かなくなってしまうような
危険な症状なので、
この症状があらわれたら、
すぐに修理工場やディーラーなどに
修理・点検を依頼しましょう。
ミッションからガリガリという異音や
ニュートラルからドライブにシフトさせるときに
ガクンという振動が起こったり、
ギアをスムーズにシフトさせることが
難しくなったりしたときは、
ミッションが故障している可能性が高いようです。
ミッションにトラブルを抱えたまま車を走行させると
ミッションからエンジンへの動力が
うまく伝わらない状態のまま走行させることになり、
そうなると車が本来持っている燃費性能を
十分に発揮することができなくなるので
車の燃費が悪化していくことになります。
少しでもミッションに異変を感じたら、
早めにディーラーや整備工場に
修理・点検を依頼しましょうね!
ミッションから異音がする!修理の対処方法は?
MT車でガリガリと異音がする場合は、
シフトチェンジしたときの半クラッチの音です。
半クラッチを多用しすぎると、
シンクロギアの山が摩耗してしまうので、
シンクロギアの交換が必要になります。
シフトチェンジ時に
ガクンという衝撃を感じる場合は、
オートマチックトランスミッションフィールドの
劣化が考えられます。
その場合は、エンジンオイル同様、
劣化した
オートマチックトランスミッションフィールドを
交換する必要があります。
異音ではなく、オートマチック車のシフトレバーが
突然動かなくなった場合は、
ブレーキランプの故障が原因として考えられます。
それは、シフトレバーは安全上、
ブレーキランプを通してブレーキ信号を受信し、
稼働する仕組みになっているからです。
ブレーキランプの故障の原因として考えられるのは、
以下の3つの要因です。
- バルブ切れ
- ヒューズ切れ
- ストップランプのスイッチ不良
シフトレバーが動かなくなった場合は、
まず、ヒューズが切れていないかどうか
確認してみましょうね。
修理方法ごとの費用は?
MT車でガリガリと異音がする場合、
原因として考えられるのが、
シンクロギアの山の摩耗ですが、
このシンクロギアの修理費用は、
10万円~20万円ほどかかります。
シンクロギアは交換が難しいため、
リビルト(中古品)と交換するのが
一般的なようです。
シフトチェンジ時に
ガクンという衝撃を感じる場合は、
オートマチックトランスミッションフィールドの
劣化が考えられるので、
その場合は、
オートマチックトランスミッションフィールドを
交換する必要があります。
交換費用は作業費とオイルの費用を合わせて
8千円~3万円ほどかかるようです。
所有する車の排気量が多くなればなるほど、
オイルの性能が良いほど、
費用は高くなっていきます。
オートマチックトランスミッションフィールドは、
メーカーの純正品と交換するのが
一番のおすすめです。
シフトレバーが動かなくなった場合の
原因として考えられるのが
ブレーキランプの故障ですが、
バルブ切れの修理にかかる費用は、
スタンドで交換してもらうと700円ほど、
自分でランプを買って交換するなら200円ほど、
ディーラーなどでは
無料で交換してくれるところもあるようです。
youtubeにてブレーキランプのバルブ交換の様子を
撮影している動画を見つけました。
自分でどのようにバルブ交換をするのか
知りたい方は、
ぜひ、以下の動画をご覧になってくださいね。
ヒューズ切れの修理にかかる費用は、
自分で取り換えるのなら、
ヒューズは100円から300円ほどで
入手できるので、
ヒューズ代のみですみます。
ディーラーや整備工場に依頼する場合は、
部品代プラス工賃がかかります。
ストップランプのスイッチ不良の
修理にかかる費用は、
ストップランプそのものは
千円から3千円ほどで購入できるので、
自分で交換するのであれば、
ストップランプ代のみで済みます。
ディーラーや整備工場に依頼する場合は、
部品代プラス工賃がかかります。
ミッションそのものが故障している場合は、
修理・交換をしなくてはいけませんが、
その場合にかかる費用は症状にもよりますが、
5万円~100万円ほど費用がかかるようです。
まとめ
いかがでしたか?
ミッションが故障する原因として考えられる要因は、
次の3つであることが分かったと思います。
- ATミッションの寿命
- 頻繁にギアチェンジをする
- エンジンブレーキを多用する
ATミッションが故障すると、
車があまり進まなくなるなどの症状が
あらわれますし、
また、トランスミッションとエンジンをつなぐ
トルクコンバーターに使用されている
専用のオートマチックトランスミッションフールドが
漏れていたりすると、
ATミッションから焦げたような異臭がします。
これは車が動かなくなってしまうような
危険な症状なので、
この症状があらわれたら、
すぐに修理工場やディーラーなどに
修理・点検を依頼しなくてはいけません。
また、ミッションからガリガリという異音や
ニュートラルからドライブにシフトさせるときに
ガクンという振動が起こったり、
ギアをスムーズにシフトさせることが
難しくなったりしたときは、
ミッションが故障している可能性が高く、
そのまま走行すると、
車が動かなくなったり、
燃費が悪くなったりする場合がありますので、
できるだけ早めに、
ディーラーや整備工場に
修理点検を依頼してくださいね。