「車が突然オーバーヒートをした!」
なんて経験はありませんか?
これはラジエーターという部品が
機能していないことが一つの原因で、
走行するためには欠かせないものです。
修理や交換で元通り走ることはできますが、
故障してしまう原因は何なのでしょうか?
また交換などで必要となる
費用はいくらなのでしょうか?
ラジエーターの重要性を理解していれば、
どうするべきなのかも分かるはずです。
車のラジエーターの役割にも触れ、
メンテナンス方法なども合わせて
紹介していきたいと思います。
車のラジエーターの交換の費用は?買い替える方がお得?!
車のラジエーター自体の費用は
1~2万円ほどの価格となっています。
そこに交換工賃が加わって
3~5万円程度の費用が必要でしょう。
ラジエーターの交換では
ほとんどが社外部品を使うようで、
交換を実施するためには
数日かかることもあるようです。
ただしラジエーターが傷ついて
全取替となってしまった場合、
さらに作業料金が発生するため、
定期的にチェックをしてください。
車のラジエーター!交換時期っていつごろ?
エンジンが動いているいないに関わらず、
ラジエーターは劣化していくものです。
そのため定期的に交換するのが理想で
交換時期は2年に一度でいいでしょう。
ラジエーター内にある冷却水が
樹脂でできているラジエーターを腐食させ
日々劣化を進めさせているのです。
そのため劣化して破損してしまうと
他の部品にも影響を与えるため
注意しなければならない分部となります。
車のラジエーター!寿命ってどれくらい?
ラジエーターの寿命は普通車で8~12年
軽自動車で6~10年と言われています。
これは何もトラブルがなかった場合での
平均寿命とは言われていますが、
定期的な交換をすることで
リスクを低減することができます。
着実に劣化する部品であることは
間違いのない事実であるため、
寿命を迎えるまで使い続けるのではなく、
しっかりとメンテナンスを施しましょう。
それが愛車を守ることに繋がり、
交換の場合も大きな費用をかけず
安上がりで済ませるための秘訣です。
車のラジエーターが故障!原因は冷却水?
車のラジエーターが故障する原因として
冷却水が大きなものとなっています。
しかしこの冷却水自体が厄介で
樹脂でできたラジエーターを
内部から腐食していき破損させます。
また事故や高圧洗浄機などによる
外的な接触でラジエーターが破損し、
冷却水が漏れて他部品に
甚大な被害を及ぼすことも。
寿命は長いといわれていますが
以外にも敏感な部品であるため、
ラジエーターの状態には
敏感になるべきと言えるでしょう。
車のラジエーターの漏れ!補充は水道水でもOK?
夏場であれば冷却水を
水道水で代用することは可能です。
その際には不純物が混入していないか
しっかりと目視で確認しましょう。
しかし冬場になると水道水を
ラジエーター内に注入することは
注意が必要になります。
水道水がラジエーター内で
凍結してしまう可能性があり、
結果的に故障の原因となります。
不凍液を入れて対応できますが、
基本的には冷却水の仕様がオススメです。
水道水と冷却水を混ぜるのもご法度で、
注入前にはしっかりと水道水を抜いて
作業を行うようにしてください。
<<豆知識>>車のラジエーター!そもそも役割って何?
ラジエーターは風にあたることで
内部にある冷却水が冷やされ、
エンジン周辺に這わされているホースで
循環して熱を取っていきます。
冷却水はエンジン周辺をホースで
循環して熱を持って戻りますが、
ラジエーターに戻れば風で冷却され、
再びエンジンの熱を取ります。
この一連の流れを繰り返しているのが
ラジエーターの構造であり冷却の働きです。
そのためラジエーターに不具合があると
エンジンの排熱ができなくなって
オーバーヒートを起こしてしまいます。
車を走らせるための大切な部品で、
重要な意味があることが分かるはずです。
こんな症状にもご注意!放っておくと故障の原因に!
ラジエーターは車の走行で
とても重要な役割を持っています。
故障や前兆には何かの症状が現れるため、
敏感になって欲しいと思います。
そこで気を付けてほしい症状を
4点ほど紹介しましょう。
確認すればラジエーターに不具合が起こり、
すぐに対応することで故障を
未然に防ぐことも可能であるため、
覚えてほしい内容でもあります。
ラジエーターが熱い!
ラジエーターが異様に熱いのであれば、
不具合がある可能性があります。
エンジンの冷却を担当するラジエーターが
熱を持っていることは普通ではありますが、
上手く冷却できていないことが考えられます。
そのためラジエーターが劣化していないか、
ファンは破損していないかなどを確認して
正しく動作するようにチェックしましょう。
ラジエーターの異音!
エンジンを点けた時に
「キュルキュル」「チリチリ」と聞こえれば
冷却水が漏れている可能性があります。
通常であればベルト関連の問題ですが、
ラジエーターから冷却水が漏れることで
発せられることもあるようです。
そのためエンジンから異音が聞こえれば
整備工場へ持ち込んで診てもらいましょう。
冷却水が漏れていれば一目でわかるため、
被害が拡大する前に交換することを
おすすめしたいと思います。
ラジエーターのサビ!
冷却水には防錆作用もありますが、
ラジエーターがサビつくことがあります。
冷却水の効果が弱まっているサインで、
長期間交換していないことで起こります。
車は金属でできているため、
サビが他の部分にも影響して
大きな事故へと発展することもあります。
そのため冷却水の交換を行って
ラジエーターの機能を正常に保つよう
しっかりとメンテナンスをしましょう。
ラジエーターの目詰まり!
前述したサビから目詰まりを起こし、
ラジエーターが正常に機能しなくなります。
冷却水の通り道はとても細く、
循環しにくくなってラジエーターが
故障してしまう原因となってしまいます。
そのため洗車などの機会から
バンパーなどのすき間から
洗い流すなどをして対応しましょう。
あまり強く当てすぎると
ラジエーターのフィンが変形するため、
そこから水漏れのきっかけとなります。
繊細に扱ってほしい部分で、
気になれば業者に依頼しましょう。
エアコンが効かない!ラジエーターの故障が原因かも?
車のエアコンは冷却水の力を利用して
冷たい風が送られる時があります。
暖房を入れた時、
最初は冷たい風が出てきますが、
これが冷却水で冷やされた風となります。
エンジンが徐々に温まって熱を持ち、
冷却水も熱を取って循環するため、
次第に温かい風が吹くようになるのです。
そのため暖房が効かないと感じたら、
ラジエーターの不具合の可能性があるため
一度業者に見てもらうといいでしょう。
車のラジエーター!メンテナンスはどうやってするの?
ラジエーターのメンテナンスは
水温が十分に下がっている時に行い、
水温系がC側に触れていればOKです。
ボンネットを開けてリザーバータンクを探し、
タンクの中が茶色く濁っていれば
サビが発生していることが分かります。
「FULL」「LOW」のメモリもタンク横側にあり、
LOW付近のラインであれば
冷却水を追加で注入していきましょう。
この時注入する冷却水ですが、
販売されているのは「原液」「補充用」と
2種類のものがあるはずです。
原液は水道水で薄めて使うため、
用法を確認して正しく注入しましょう。
まとめ
車のラジエーターといっても
いまいちピンと来ない部品でしょう。
しかし車を安定して走らせるために
とても重要な働きをしているのが
ラジエーターなのです。
そのラジエーターが故障すれば、
車がオーバーヒートしてしまったり
他の部品に影響を及ぼすことがあります。
そのため異変や何か症状が確認できれば
チェックして交換や修理依頼しましょう。
交換費用は大きな費用が必要ですが、
それでも重要な役割を担っているため、
必ず正常な状態を保つ必要があります。